50年前のどん兵衛が不味いのではない。いつものどん兵衛が美味しすぎるのだ。

レビュー

私の人生において最も食したうどんといえば、丸亀製麺でも資さんうどんでもなく、それはもう日清のどん兵衛きつねうどんであることは疑いようのない事実。だと思う。たぶん。きっと。知らんけど。

赤いきつねより圧倒的にどん兵衛派である私の右足の親指くらいはどん兵衛で構成されていると言っても過言かもしれない。それくらい私は日清のどん兵衛きつねうどんがチュキダカラー。

買ったもの

そんな私が、自宅近くのスーパーでひょんなことから入手したのがこの商品。

どん兵衛クラシック きつねうどん関東風。
関東風とはどこにも書いていないけど、関東で入手したので関東風であろう。たぶん。きっと。知らんけど。

「研究室で発見された50年前のレシピを再現」というキャッチコピーで否応なく興味をそそられ、「当時はこれがうまかった(笑)」という自虐でさらに興味をひかれた。
絶対に美味しくない。50年前の食い物が美味しいはずがない。不味いもの食べたさという圧倒的な好奇心。

いつものどん兵衛との比較をしよう

カップの見た目

左がクラシック、右がいつものどん兵衛。
こうしてみるとクラシックのラベルは趣があって、むしろいつものどん兵衛よりおいしそう。
これは期待値が上がる。

含まれているもの

含まれているものに大きな違いはない。クラシックには牛肉、いつものやつにはごまが含まれているくらい。社会通念的には牛肉>ごまだと思うので、牛肉が含まれているクラシックの圧勝と言えよう。

クラシック:魅惑の牛肉入り
いつもの:ごまは歯の間に挟まる

原材料名

分からない。きっとどこかに違いがあるのであろうが、文字が小さすぎて高性能の老眼を備えている私にはそもそも見えない。見る気も起きない。もし暇な人がいれば確認してみてほしい。

クラシック:いろいろ入っているだろう
いつもの:いろいろ入っているだらう

開封の儀

スープが違う以外に大きな差異はない。
クラシックのスープに「東」の文字が入っているので、ここで初めてこの商品が関東風であることが判明する。私の推理に間違いはなかった。真実はいつもひとつ。

おあげもいつものどん兵衛のが割れている以外、色も形も厚みも匂いも違いは感じられなかった。

違いが現れたのは麺。クラシックは麺が明らかに細い。これは食感に大きな差が生じそうだ。

実食

クラシック
いつもの

結論、クラシックは食べきれなかった。申し訳ないが、半分を食べたあたりでそれ以上食べ進めることができなかった。
お腹がいっぱいになったわけではない。私の食欲であればカップ麺2つ程度は造作もない。
ただ、味が如何ともしがたかった。タイトルにも書いたけどクラシックが特別に不味いわけではなかった。比較用として食べたいつものどん兵衛が考えられないくらいに美味しすぎた。

クラシックの出汁は鰹節の味しか感じられなかったが、いつものどん兵衛は深みのある複雑な出汁で超絶美味しい。医者に胸ぐらをつかまれてもつかみ返した状態で飲み干すくらいおいしい。
クラシックの麺はどこかに忘れてきたのかと思うくらいコシがなかったが、いつものどん兵衛のツルツルモチモチシコシコ具合と言ったら。普段は当たり前のように食べているが、こうして比較して食べて初めて、いつものどん兵衛の常軌を逸した完成度の高さに帽子を被ってもいないのに脱帽してしまった。

この50年で、どん兵衛の歴史は日進月歩のスピードで進化を遂げてしまったのだろう。もはや日進月歩改め、敬意を込めて「日清月歩」と言わせていただきたい。

どん兵衛クラシック きつねうどん。正直わざわざ買って食べるほどおすすめはしない。
でもいつものどん兵衛のすごさを改めて感じてみたいのであれば、ぜひクラシックを手にとって食べてみてほしい。

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